「テレワーク拡大で増える「スマートフォンを使ったIP電話」、音質を左右する要因を知っておこう」という題でageetのAGEphone Cloudの音質を評価した記事が掲載されました。 テレワークの拡大でスマートフォンをクラウドPBXの端末として使い、在宅勤務時でもオフィスにいるときと同様に電話を使えるようにする企業が増えている。そこで気になるのが音質だ。今回はスマートフォンを使ったIP電話の音質を決める要因について述べる。
音質は情報量(1秒あたりのサンプル数)で決まる
情報量が多ければ多いほど音質は良くなるが、情報量が多くなるとネットワークに負荷がかかるため、音声コーデックを使ったデータ圧縮技術を用いる必要がある。
アプリ観点から見た音質悪化の3要素
■音声パケットのゆらぎ
パケットの送受信間隔は一定に見えるが、100ミリ秒単位でムラがある場合に
発生する
⇒改善策
パケット数を減らす(パケット長を増やす)
ジッタバッファを増やす
■音声パケット損失
そもそもパケットが到達しない場合と、ゆらぎの状態でジッタバッファが少ない場
合に発生する
⇒改善策
ジッタバッファを増やす
パケット長を減らす(音声圧縮)
■音声遅延
そもそもパケットが遅れて到着する場合と、ゆらぎの状態でジッタバッファに溜
まっている状態で発生する
⇒改善策
ジッタバッファを減らす
パケット長を減らす(音声圧縮)
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